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201410/14

データのトリックにだまされるな!

(photo by Vicco Gallo

我々は、インターネットの普及により、さまざまなデータを容易に手にすることが出来るようになった。

必要であれば、欲しいデータ名を検索すれば、政府や行政庁、各種研究所や大学、マスメディアや各種団体などが発表した統計に苦もなくたどり着くことが出来るだろう。

しかし、そのデータの正確性は別として、データはその表現方法により、恣意的に印象を操作出来るので、よく注意しなければならないだろう。

もちろん、社内データだって同じことだ。

では、データを見るとき、どんな「トリック」に気をつければいいか、具体的に見てゆこう。
◆ケース1 10年間の変動数値のデータ
今ここに次のような10年間の変動数値があったとしよう。

年数  値
1   100
2   105
3   110
4   120
5   115
6   110
7   110
8   120
9   125
10  120

これをグラフにすると次のようになる。

この数値は、10年間にわたり緩やかに増加していることが判る。
しかし、次の図のように、縦軸の幅を広くして、少ない数値部分をカットするとまるで急上昇しているように見える。

ここに、上昇ラインでも入れようものなら、さらに上昇傾向が強調される。

◆ケース2 支持率の調査
続いて、ある支持率調査について考えてみよう。
今、次ぎようのような調査結果があったとする。
支持する35%
支持しない30%
どちらでもない35%
このデータを見る限り、支持する人がやや多いものの、
かなり意見は拮抗しているように見える。
しかし、次のようにグラフを作成すると、
「支持する」と「支持していない」のデータが、かなり離れているように見える。

◆ケース3 言葉の表現によるトリック
最後に、次のようなデータを考えてみよう。
行きたい人40%
行きたくない人30%
考え中の人30%
この結果を言葉で表現すると、次のようなものが考えられる。
・ほぼ半数近くが行きたいと考えている
・検討中を含め70%の人が行きたいと考えている
・60%の人が行きたいとは考えていない
・半分以上の人が行きたいと考えていない
などである。
どれもが特に間違ってはいないが、その印象はまったく異なってしまうのだ。

さて、このような子供だまし的な操作が行われているワケがないと
考える読者がいるかもしれないが、
案外注意して見ていると、そのデータの出所に関わらず、
ちょくちょく見かけることが少なくないように思う。
したがって、
データの表現方法のトリックには、だまされないよう注意したいものだ。

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