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太陽光発電や風力発電は循環リサイクルできないのに、なぜ「再生可能エネルギー」と呼ぶのか?

By編集部

12月 4, 2014

(photo bynkaizawa)

「脱原発! 再生エネルギーを使った発電を!」
という主張が東日本大震災による福島原発事故以来、盛んに聞かれるようになった。

再生エネルギーとは、風力、太陽熱、地熱、波力などの自然の力を利用して作るエネルギーのことである。
身近なものとしては、太陽光発電、風力発電がとりあえず先行普及を始めている。
今後、日本においても、この再生可能エネルギーが総発電に占める割合は増えてゆくことだろう。

さて、今回話題にしたのは、原発の是非や太陽光発電の促進などのことではない。

これらは、「再生可能エネルギー」と名付けられているが、別にこれらのエネルギーが循環リサイクルできるわけではない。
にも関わらず、なぜか「再生可能」エネルギーと呼ばれている点だ。

よく考えれば、おかしな言葉である。

そこで、再生可能エネルギーの語源をたどると、英語のrenewable energyにたどり着く。
日本語的に考えると、”リニューアブル”というと、循環再生利用出来るような気がするが、原語にはそういった意味はなく、森が再生するように自然環境が復活、再生できるという意味で用いられているようである。

つまりは、我々人類を中心に考えているのではなく、<地球環境に優しいエネルギー>という意味なのだ。

相変わらず、外国語の和訳は難しいようである。